あーなるとはしりませんでした。


というわけで、無事、肛門科に到着。


思ったより人が多く、老若男女幅広い世代(といっても20代後半から70代ぐらい?)が今か今かと待合室に待機していた。



とりあえず初診のアンケートを書き、ヒアリングをして、呼ばれるのを待つ。


待つ事、30分ようやく出番だ!


ここまでくると、自分も肛門科患者の一員、意気揚々と診察室へ入る。




優しそうな看護師さんと、オタクっぽい30代後半ぐらい?の先生。


今までの出来事を軽く見積って話しをすると、半信半疑な先生。



患部の様子見ちゃうわよ〜ん、と先生。



備え付けのベッドに仰向けになる様に指示され(あーはいはいはい)



ズボンと下着を下げる様に指示され(まあ、そりゃ、そうか)



ちょっと冷たいよーん、ぬりぬり(あれ、肛門が冷たい)




ズボボボボッッ!!!!(あいててえ〜!!内側から押される気持ちの悪い感触!!)



容赦なく肛門に指を突っ込み、内側から、しこりを触診する先生。


慣れない肛門(自分は)をこねくり回す先生。




『あんた今日どうやってきたの〜?!即入院だけど!!』



ええっっ!!とズボンとパンツを上げる情けない姿をした自分に、とんだビッグサプライズでした。



敷居高そう黄門様


整形外科激混み事件以来、何だか自暴自棄になっていたが、

もしかしたら、この尻の痛みは整形外科ではないのかも?と疑い、インターネットで調べに調べてみた。



尻に関して徹底的にネットサーフィンしたところ……



もしかして、これ、直腸周囲膿瘍では?!



尻の腫れ(しこり)、座ると痛む、全ての点が線に繋がったのである!



善は急げ!!


ん、肛門科…敷居高いなあ。


失礼ながら年寄りが行くイメージがあったので、まさかまさか、自分も一足早くお世話になるなんて…


調べたところ最寄り(といっても車で40分)に、肛門界隈では有名な肛門様があると尻、満を辞して行く事をケツ意した。



堪忍してちょーよ

それから痛む日、

痛まない日が交互に続いていたが、あまり気にせずやり過ごしていた。


しかし、その年の7月頃、自宅でいつも通り寝ようと仰向けで寝ていると今までより強い痛みがあった。


痛みとしては我慢出来るが、仰向けになると、例のしこりが突っ張って痛い。


やっぱり痛い。



湿布やらなんやら貼ってみたりしていたが、そろそろ潮時かと思い、次の日に医者に行く事にした。



かと言って、


どこに行ったらいいか分からず、最寄りの整形外科に行く事にした。




整形外科に着くと、駐車場が満車でギチギチ、入れなかった。


時間を置いて再トライ、ギチギチギチギチ。


くっそー、ジジババの湿布通いのせいで…と泣く泣く帰ることに。


尻の痛みよりも、心が折れた。





この出来事が後々、いい方向に進むとは思いもしなかった。


忍び寄る膿

クロスバイクは順調に続け、


次の年の春頃、右の尻に違和感があった。


しこりの様な、尻肉特有の柔らかさではなく、摘めるぐらいの固さ。


摘んでいるから痛いような、痛くないような、よく分からず様子見をしていた。



しかし、仕事柄長時間の運転する機会が多く、長時間動いて、車に乗る際に尻にヒリヒリした痛みのような不思議な感覚に襲われる事があった。


プライベートで半日買い物をして歩きまわって、いざ帰る時に運転席に乗ると、ピリッと。


今思えば予兆だったのかも知れない。




そんな事がありつつも、

日課クロスバイク乗ったり、仕事したり、たまーに痛みがあっても、職業病だろう!なんて誤魔化し誤魔化し、気のせい程度で過ごしていた。




悪夢の始まり始まり

発端が分からない…


とある夏頃、


知り合いからクロスバイクをもらい、毎夜、トレーニングがてら1時間走っていた。



久々に乗る自転車、真夜中の鎮まりかった空気、町中の廃墟感、長距離トラックのギラギラしたライトに興奮し、ハマりにハマってしまった。


クロスバイク乗り始めあるあるで、


サドルが通常よりも細い為、時たまケツが痛い時もあったが、まあ多分これは関係ない。


痛い様な痛くない様な、まあ様子見で過ごすことにした。



後から思い返すとあんまし関係なかったかも…


長男ですが痔瘻になりまして…


このブログは30代を手前にし、直腸周囲膿瘍になった、とある成人男性の話。


もし、これから医者に行く方や、もしかしてこの症状は…?なーんて人の参考になれば嬉しいです。